エアコンの熱交換器(フィン)の下部にある皿状のパーツのことです。熱交換機は冷房をつけたときに水滴が出ます。それを受けとめる役割を持っているのがドレンパンです。ドレンパンは、熱交換機の前後2か所に設けられています。
ちなみに、ドレンとはエアコンが空気を冷やすときに出る水滴や結露のことです。
ドレンパンに溜まった水は、ドレンホースを通って外部に排出されます。
ドレンパンは水が溜まる所です。エアコンの稼働が続くと、常に水が溜まっている状態になります。
雑菌・カビは、高温多湿を好みます。エアコンによって20~30℃くらいの温度になっていて、湿度が高い状態が続くと、ドレンパンの水溜まりに雑菌・カビが繁殖していきます。
発生した雑菌・カビをそのままにしておくと、カビ臭さや不快な臭い、アレルギーのような健康面の被害にもつながるので、早めに手を打ったほうがよいでしょう。
ドレンパンは、エアコン内部の部品なので汚れが確認しづらい位置にあります。そのため、汚れ・ほこりが、気づかないうちに溜まりやすいです。
汚れ・ほこりが蓄積して、ドレンホースと繋がっている部分が詰まると、本来外部に出るはずの水が排出されなくなります。水が排出できないと、やがては水漏れにつながるのは言うまでもありません。
また、水気を含んだ汚れ・ほこりは、臭いを発生させる原因となるほかにも、雑菌やカビのエサにもなります。できれば、ドレンパンの汚れ・ほこりは、定期的に取り除きたいところです。
ドレンパンは、外からは掃除ができないエアコン内部にあります。いくつかの部品を外していくので、エアコンに関する知識がないと、ドレンパンの掃除まで辿り着けません。掃除の難易度は高いです。
軽い気持ちでドレンパンの掃除に手を出すと、「元に戻せなくなってしまった...」「故障してしまった...」などのトラブルにつながりかねません。
よほど器用だったり自信があったりする人でなけれは、エアコン掃除に慣れているクリーニング業者に頼むのが確実です。
エアコンのドレンパン掃除の手順を簡単に紹介します。注意点として、ドレンパンの掃除は難易度が高くて、簡単ではありません。自分での作業に不安を感じたときは、専門業者にお願いしましょう。
ドレンパンを含むエアコン内部の掃除の目安は、1年に1回ほどです。毎年、気持ちよくエアコンを使うためにも、間をあけずに掃除するようにしてください。
定期的にエアコン内部の掃除をしていても、イヤな臭いがしたり水漏れしていたりするときは、ドレンパンが汚れている可能性があります。
そんなときは、エアコンの掃除を行っているクリーニング業者に頼むなどして、すぐに手を打ちましょう。
お掃除サービス内容
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