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食器棚のお掃除

食器棚は意外と汚れている

毎日頻繁に開け閉めする食器棚。直接口に触れるグラスやティーカップ、食物をじかに乗せるお皿などを収納する場所ということもあり、食器だけでなく食器棚も清潔に保つ必要がありますよね。

しかし、食器はきちんと洗うのに食器棚は手入れをしないという人が意外といるようです。

食器の出し入れ時以外は扉や引き出しを閉じているのでそんなに汚れないのでは?と思うかもしれませんが、実は食器棚も定期的な掃除が必要な場所なのです。

ダニやカビが発生することも

食器の出し入れの際、空気が動くのでどうしても少量のホコリが入り込んでしまいます。食器棚は奥行きが深く閉じられているので、ホコリは溜まっていきますが、暗い奥の方や目の位置より高い棚のホコリはなかなか気づきません。

さらに食器棚の位置によっては調理中に飛び散った油が扉だけでなく中に入り込んだり、棚に置いてある食品や調味料がこぼれたり、濡れた手で食器の出し入れをして水滴が落ちたり、と想像しているよりも様々なものが棚の内外に残されているのです。

そのままにしてしまうとホコリなどを餌としてダニが発生したり、カビが生えてしまったりすることがあり、場合によっては健康被害をもたらしかねません。

そこで、定期的なお手入れが欠かせないのです。

月に1度の掃除を目指そう

掃除の頻度ですが、原則扉は閉まっているので、汚れはすぐには溜まりにくく、月に1度の掃除が目安です。食器棚の構造によって汚れの付き具合は変わるので、月に1度の頻度ではほとんど汚れが付いていなければもう少し間隔を空ける、反対に扉のない、いわゆるオープン型の食器棚であればもう少し小まめに掃除をするなど、収納の実態に合わせておこないましょう。

食器棚の掃除方法①準備するもの

用意するのは基本的な掃除用具で十分です。

直接口に触れる食器を置くということ、棚自体が傷む恐れがあることから、強い洗剤は決して使わないようにしましょう。

食器棚の掃除方法②食器をすべて外に出す

ホコリを上から順に落としていくため、一度にすべての食器を棚から取り出しましょう。

引き出し型の収納でもまとめて出した方が結果的に時間短縮できます。

出した食器は底に汚れを付けないよう、清潔な紙の上などに置き、上から布やシートをかけてホコリを防ぎます。

元ある場所が分からなくなりそうであれば、取り出す前に写真を撮っておきます。

食器棚の掃除方法③ホコリを取り内部を水拭き

棚のホコリを上から下に向かって順にハンディモップで取っていきます。次に水で濡らし、固く絞った布巾で上から順に水拭きをします。棚の上だけでなく底面や側面も忘れず吹きましょう。

水拭きをしても汚れが取れない場合、中性洗剤を薄めたぬるま湯(1リットルに1滴)で布巾を浸して拭いてみましょう。アルコール除菌スプレーか。重曹水(100ミリリットルの水に重曹小さじ1杯)スプレーを吹き付けた布で拭く方法もあります。

最後にしっかり水拭きをして、棚の内部に洗剤分が残らないようにします。

棚の汚れている箇所に直接スプレーすることも可能ですが、棚の素材によっては変色の恐れがあるので、目立たない場所でまず試してから使用することをおすすめします。

なお、白木でできた棚はそもそも水拭きができません。水と一緒に汚れを吸収し、シミになってしまうことがあるからです。白木の棚はハンディモップと乾拭きだけのお手入れにしておきましょう。

食器棚の掃除方法④しっかり乾かす

水拭きの後は棚に水分を含ませないよう、すぐに乾拭きをします。さらに扉を開けたまま換気をし、内部を十分に乾燥させてから食器を元通りにしまいます。素材にもよりますが、木製の棚は特にしっかり乾燥させないと、再びカビの原因となってしまいます。

棚の外側の掃除も忘れずに

食器棚の外側は手垢や油汚れが付いているので、こちらも定期的な掃除が欠かせません。

基本的に掃除方法は内部と同じです。水で濡らして固く絞った布巾で拭き、乾拭きをします。

汚れがひどければ洗剤や重曹水スプレーを使う点も同様です。

扉部分にガラスが使われているときは、通常のガラス用洗剤を使って構いません。ただし棚内部や食器にかからないよう、食器を外に出してから最初に掃除しておきましょう。匂いが気になる方は掃除後の換気を長めに取りましょう。また、ガラス用洗剤の代わりに、500mLの水に小さじ1杯のセスキ炭酸ソーダを溶かしたものでスプレーする方法もあります。

食器棚のニオイが気になるときは

せっかく食器棚を掃除したのに、何となくニオイが残っていて気になるときは、ついでに防臭をしておきましょう。市販の防臭剤でももちろん構いませんが、身近なものでも防臭効果が期待できるものは意外と多くあります。

コーヒーかすやお茶殻

コーヒーの抽出かすを天日で乾燥させたものは、その昔消臭のため喫茶店の灰皿に敷かれていたのを覚えているかたもいるでしょう。底の広い容れ物に入れ、棚の奥に置いておくと消臭効果に加え、棚を開ける度にコーヒーの香りも楽しめます。お茶殻も同様にして使います。

備長炭

備長炭は無数の小さな穴が空いていて、その表面積は1g当たり200300㎡あるとも言われています。これらの穴にニオイの素となる物質を吸着させることで消臭効果を産み出します。半永久的に効果が持続しますが、ホコリが溜まったり、効果が薄れてきたように感じたりした場合は一度煮沸し、天日で乾燥させましょう。

重曹

先に挙げた掃除方法の水拭きのところで重曹水スプレーを使えば、それだけで消臭もできます。月に1度掃除の際に使うので十分です。

ハーブ

消臭、防臭だけでなく防虫効果もあるハーブは、元々食用なので安心な優れものです。乾燥させたものを小瓶に入れ、口にガーゼを輪ゴムで留めて棚に置きます。ハーブの色や小瓶に凝れば、食器棚のおしゃれなアクセントにもなりますね。

ハーブの種類はラベンダー、ペパーミント、タイム、レモングラス、ユーカリなど、自分の好きな香りで構いません。

食器棚シートを敷けば掃除不要?

「うちでは食器棚にきちんとシートを敷いているし、定期的に交換すれば掃除は不要」という方もいるのではないでしょうか。

結論から言うと、いずれにしても掃除は必要です。シートを敷いたとしてもホコリの侵入は防げないからです。定期掃除の頻度と同じペースで交換、もしくは洗えるシートであれば洗うのであれば確かに拭き掃除やモップは不要ですが、食器を全部取り出してまた元に戻す手間は変わりません。シートを洗う場合は完全に乾いてからでないと敷き直せないので時間短縮もできません。

防虫・抗菌効果はさておき、もし滑り止めのためであれば、引き出し型でない限り効果はあまりありません。地震対策であればむしろ耐震ロックを設置した方が良いでしょう。要はシート交換と直接掃除のどちらを選択するかだけの問題なのです。もっとも、食器棚が水拭き厳禁の素材であればシートが良さそうですね。

食器棚掃除のついでに

食器棚の奥や高いところが定位置の食器は使う頻度が少ないものになりがちです。掃除で取り出した時は要不要をチェックする良いチャンスです。1年を通して1度も使わなかった食器は、段ボールなどにしまって別の場所に保管するか思い切って処分しましょう。

また、夏はガラス食器を取りやすい位置に配置するなどの「模様替え」もこのタイミングで行ってみてはいかがでしょう。

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