外からやって来る塵やホコリが窓サッシを汚します。特に風が強い日は塵やホコリが舞って、窓サッシを汚す傾向が強いです。近くに畑などがあると、余計に砂が窓サッシに付くこともあります。
家庭内に汚れの原因があることも。タバコを吸う人がいると、タバコのヤニで窓サッシが汚れます。ヤニで窓サッシの色が変わるでしょう。キッチンであれば調理油が汚れの原因になります。コンロの近くの窓サッシに油が付着します。揚げ物などをよく作るなら、さらに汚れやすくなるでしょう。
カビは手ごわい汚れです。窓サッシにカビができ、根を張ってしまうとなかなか取り除けません。ジメジメして湿気ている場所はカビができやすいです。結露もカビの原因のひとつ。乾燥している冬でもカビができることがあります。
手垢も窓サッシに付く汚れです。窓サッシに触れるごとに手の油分などが付着します。子どもが遊んでいるときなどに窓サッシに触れることもあるでしょう。外で遊んだり作業をしたりしたあとは、手を洗ってから家の中に入る習慣を身に着けるのが大切です。
窓サッシの掃除に必要な道具は、以下の通りです。
窓サッシにたまったホコリを掃除機で吸い取ります。目に見えるホコリを掃除することで、見るからにきれいになるでしょう。掃除機以外に小さなほうきを使って塵やホコリを取り除くこともできます。
掃除機やほうきを使ったあとは、水拭きするのもおすすめです。雑巾を使って小さなホコリを拭き取りましょう。雑巾を洗うのが面倒であれば、キッチンペーパーやティッシュでもOK。掃除機やほうきで取りきれなかったホコリを拭き取れます。
すき間に詰まっているゴミが気になるときもあるのではないでしょうか?そのようなときは、歯ブラシや爪楊枝を使用しましょう。歯ブラシは広い範囲をゴシゴシこするのに適しています。1か所ごとにゴミをすくい取るのに向いているのが爪楊枝です。角度的に歯ブラシではうまくゴミを取れない場所も爪楊枝を使えます。
窓サッシに付着する汚れを落とすのにおすすめなのがメラミンスポンジです。洗剤を使わなくてもきれいに汚れを落としてくれます。水分を含ませてゴシゴシこすりましょう。新品のように窓サッシが生まれ変わるかもしれません。
メラミンスポンジがない場合、普通のスポンジでも大丈夫です。スポンジを使う場合でも、まずは水だけで掃除してみてください。ホコリや塵であれば洗剤を使う必要はありません。水だけで落ちない場合、中性洗剤を使えます。
メラミンスポンジやスポンジで汚れを落としたら、水で洗い流しましょう。メラミンスポンジを使いながら適宜水をかける方法もおすすめです。メラミンスポンジのカスが出ることもあります。カスが残らないようにきれいに取り除きましょう。
スポンジで汚れをこすり取るときに洗剤を使った場合、しっかり洗剤を洗い流してください。きちんと洗剤を洗い流さないと、洗剤の跡が残るかもしれません。
最後に雑巾で窓サッシをふきます。水分や洗剤、残っているゴミなどをきれいにふき取りましょう。使うのは濡れていない雑巾です。乾拭きで窓サッシの隅々をふきます。
ふき取りが漏れると、水分や洗剤の跡が残ります。せっかく浮き上がらせたホコリや塵、ゴミが、また窓サッシに付着してしまうかもしれません。環境によってはカビの発生につながることもあります。
カビを除去する際にもまずはホコリを取り除きます。窓サッシがきれいな状態でカビの掃除をするようにしましょう。
ホコリを取る際に使うのは掃除機やほうき、雑巾などです。濡らした雑巾で細かな塵やホコリを取り除いたら、乾拭きで窓サッシを乾燥させましょう。窓サッシが濡れた状態だと洗剤の効果が薄まるからです。
カビの除去のためには塩素系漂白剤を使用します。カビ用洗剤でも大丈夫です。市販の洗剤を買おうとすると、たくさんの商品の中から選ぶことになるでしょう。塩素系漂白剤という言葉を忘れてしまったら、カビ用洗剤を買えばOKです。
塩素系漂白剤かカビ用洗剤をカビが発生している部分にかけます。洗剤が流れてしまいそうなら、キッチンペーパーに染み込ませる方法を試してみてください。洗剤がピンポイントでカビに作用し、効率的にカビ掃除を行なえます。
塩素系漂白剤やカビ用洗剤をかけたら、一定の期間放置しましょう。時間は洗剤の使用方法に書いてある時間にしたがえば大丈夫です。一般的には20分ほど放置します。この期間に洗剤の成分がカビに作用します。
十分な時間を取ったら、洗剤を水拭きで拭き取ります。濡らした雑巾を固く絞るのがポイントです。カビを残らずふき取りましょう。
水拭きをしたあとは乾拭きをします。水分が残らないように丁寧にふき取りましょう。ふき残しがあると、またカビが発生しやすくなります。
窓サッシを掃除する際に、窓や網戸を外して行なうこともあるでしょう。その場合は注意して窓や網戸を外しましょう。網戸も重いですが、窓は予想以上に重いです。できれば2人で協力して外すのがいいでしょう。
外したあとに窓や網戸を移動させるときも注意してください。重さに加えて大きさもある窓や網戸。注意を怠ると窓や網戸、家具を傷つけることになります。
窓サッシを掃除する際に、水をかけることがあります。窓サッシのゴミを洗い流すつもりが、周囲の壁や床を濡らしてしまうかもしれません。事前にタオルなどを床に置いておくと良いでしょう。水がかかっても慌てずに対応できます。
洗剤も注意して使用してください。窓サッシに洗剤をかけるつもりが、床や壁にかかることがあります。壁や床が傷ついたり変色したりするかもしれません。
半年に1度の掃除がおすすめです。冬は窓に結露ができて、サッシにも水分がたまることがあります。カビの原因になりますので、しっかり窓サッシの掃除をするのがいいでしょう。花粉が飛ぶシーズンも窓サッシが汚れます。5月~6月にかけて、花粉が落ち着いたらきれいに掃除できるでしょう。
窓サッシの汚れにはさまざまな原因があります。定期的に掃除をしていれば、塵やホコリなどを簡単に掃除できるでしょう。カビができてしまった場合、専用の洗剤を使用できます。
窓サッシの汚れがしつこくてなかなか取れない場合、ハウスコンシェルジュへ相談してみましょう。家のなかのいろいろな場所を掃除してきたプロが、窓サッシの汚れを解決してくれます。汚れに対応する専用洗剤を使用しますので、大満足の結果が得られるでしょう。