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床・壁のお掃除

お風呂のしつこい黒ずみ汚れの原因

水垢

垢という漢字が含まれていますが、人体から出る皮脂などが影響しているわけではありません。水垢は水道水に含まれる成分が原因です。カルシウムやナトリウム、カリウム、マグネシウムなどのミネラルが水滴とともにお風呂の床に残り、水分が蒸発するとミネラル分だけになり固まります。

ミネラル分が結晶として固まった状態が水垢なので、掃除の際は洗い落とすのに苦労します。力を入れてこすってもなかなか取れないこともありますが、コツを押さえればすんなり対処できます。

黒カビ

黒カビは名前のとおりカビ菌の繁殖が原因です。人体から流れ出た皮脂や石けんカスなどを栄養にしています。温度が20度から30度、湿度が65%以上でよく繁殖すると言われていて、夏のお風呂場は黒カビが発生する格好の場所です。

黒カビが掃除をしても落ちにくいのは、菌糸という根を張って繁殖するためです。根がパッキンの奥にまで入り込んでいるので、表面を力いっぱいこすっても黒カビを取り除けません。水垢の掃除法とはまた違う方法で対処する必要があります。

お風呂のしつこい黒ずみ汚れの掃除方法

水垢には酸性洗剤やクエン酸

水垢の固まったミネラル分を取り除くには、酸性洗剤やクエン酸がおすすめです。水垢はアルカリ性なので、酸性の洗剤やクエン酸を用いることで簡単に除去できます。

酸性洗剤の場合は市販のものをそのまま使えば大丈夫です。クエン酸は水100ミリリットルに対してクエン酸小さじ半分を入れてクエン酸水を作ります。水垢が発生しているところに吹きかけて、30分ほどそのまま放置します。酸性洗剤やクエン酸が水垢のミネラル分を分解してくれますので、簡単にこすり落とせるでしょう。

黒カビにはまず酸素系洗剤を

黒カビに試してもらいたいのが酸素系洗剤です。弱アルカリ性の性質を持ち、黒カビ菌に効果を発揮します。粉末の状態で売られていることが多いので、自分で水と混ぜる必要があります。

おすすめの方法は40度くらいのぬるま湯でペーストを作る方法です。黒カビ部分をしっかり覆える量になるように、酸素系洗剤に少しずつぬるま湯を混ぜていきます。ペーストができたら黒カビ部分に塗り付けます。数時間ほど放置して、水で洗い流しながら歯ブラシで黒カビをこすり取ります。

酸素系洗剤の代わりに重曹やクエン酸

黒カビがそれほどひどくない場合、重曹やクエン酸を使うのもおすすめです。両方を一緒に使うことで炭酸ガスが発生し、黒カビにより効果があります。

重曹は水を混ぜてペースト状にするか、水200ミリリットルに対して小さじ2杯を入れて重曹水にします。クエン酸は200ミリリットルの水に小さじ1杯を入れてクエン酸水にします。重曹を先に黒カビ部分に付け、その後クエン酸水を吹きかけます。1時間ほど放置して、歯ブラシでこすり取りながら洗い流します。

しつこい黒カビには塩素系洗剤がおすすめ

酸素系洗剤や重曹・クエン酸で落ちない黒カビなら、塩素系洗剤を試してみてください。アルカリ性で除菌効果が高いのが特徴です。肌荒れを起こす場合もありますので、肌が弱い人はゴム手袋を使うのがいいでしょう。塩素臭が残るので、しっかり換気することも大切です。

掃除の際は、塩素系洗剤が黒カビ部分に密着するように気を付けます。キッチンペーパーでパックをしたり、片栗粉でペースト状にしたりするのがおすすめです。1時間以上放置して洗剤が黒カビに浸透するのを待ちます。時間が経ったら歯ブラシでこすりながら洗い落とします。

お風呂の黒カビを取り除くポイント

乾いた状態で掃除する

お風呂の床や壁が濡れていると、洗剤の成分が薄まってしまいます。お風呂場の黒カビ掃除をする際には乾燥した状態がベストです。もしお風呂場の床や壁が濡れている状態ならば、黒カビ掃除をする部分を拭き取ってから洗剤をかけることをおすすめします。

放置する時間を設ける

少しでも黒カビを取り除きたいと、洗剤をかけた直後にブラシなどでこすりたくなりますが、まずは放置するのが大切です。洗剤の成分が黒カビ菌の根のある部分にまで浸透し効果を発揮するのには時間がかかるからです。じゅうぶんに時間を取ってから歯ブラシなどでこすって黒カビ菌を取り除きましょう。

お風呂の黒ずみ汚れを掃除する際の注意点

洗剤の混合は危険なことも

洗剤をいくつも使っている場合、一緒に使うと危険な組み合わせがあります。その組み合わせとは、塩素系洗剤と酸性洗剤です。誤って一緒に使ってしまうと、人体に有害な塩素ガスが発生します。特に黒カビ対策の洗剤は塩素系のタイプが多く、注意が必要です。

もし、酸性洗剤を使っても黒カビがきれいにならず、塩素系洗剤を試したい場合、日を改めるか、しっかり水で洗い流す必要があります。塩素系洗剤で黒カビ対策をしたあとに、通常のお風呂掃除で酸性洗剤を使う場合も同様です。一緒ではなく前後で使う際にも気をつけて使ってください。

こすり過ぎるとキズになる

洗剤に研磨作用のある成分が入っている場合や、スポンジやブラシの素材によっては、こする際に力を入れすぎるとキズが付きます。洗剤の成分とお風呂場の床や壁の素材との相性が悪く、変形したり変色したりする可能性もあります。

こすり過ぎてキズになると、その部分に黒カビが繁殖しやすくなります。黒カビがさらに奥に入って取り除きにくくなりますので、お風呂掃除は無理に力を入れないほうがいいでしょう。洗剤の効果を発揮させるほうが簡単にきれいになります。

お風呂掃除は汚れの種類に合わせて行おう

お風呂に入るたびに気になってしまう水垢や黒カビ。掃除しても取れないとあきらめる必要はありません。それぞれに効果を発揮する洗剤が違うので、汚れに合わせて洗剤や掃除方法を変えることが大切です。

その際に洗剤成分が水垢や黒カビに働きかける時間を確保するのも忘れてはいけません。時間をおいてから洗い流せば、見違えるほどにきれいになっているでしょう。

もしお風呂掃除の方法がよく分からない場合や、自分で掃除をしても思うほどきれいにならない場合は、ハウスクリーニングを利用してみてください。黒カビや水垢など、症状に合わせた洗剤や掃除方法を用いて掃除してくれます。

腰を落として掃除しなければならない場所や、天井の手が届きにくい部分もお願いできるので、普段行えない掃除をプロに依頼できるでしょう。掃除のお悩みは何でも相談できます。

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