掃除する場所ごとに必要な道具
大掃除をスムーズに行うためには準備も重要です。「道具が足りなくてきちんと掃除ができない…」なんてことにならないように、場所ごとに必要な道具をチェックしていきましょう。
場所ごとに必要不可欠な道具
浴室
浴室にはタイルや浴槽、鏡などに皮脂汚れや石鹼カスなどが溜まります。そのため大掃除の時には、以下のような道具が必要でしょう。
- 浴室用洗剤
浴室全体に使用可能な洗剤で、皮脂汚れや石鹼カスを落とすのに役立ちます。
- 浴室用クレンザー
クレンザータイプの洗剤は鏡の水垢やくもり、床の黒ずみなどを落とす役割を担っています。粒子が細かいものは汚れが落ちやすく、傷が付きにくいのでおすすめです。
- 浴室用ブラシ
普段はスポンジだけで掃除を済ませている人も多いでしょうが、大掃除の際にはブラシを使ってみてください。スポンジでは落としきれない床やタイルの凸凹面も、ブラシならキレイにできるでしょう。
- 柄の付いたスポンジ
浴槽や天井部分など、手が届きにくい部分の黒カビ掃除におすすめです。スポンジに直接塩素系のカビ取り剤をスプレーすると掃除中に垂れてきて危険なので、スポンジ部分に古布を巻いてその上にスプレーしましょう。その後トントンと叩くように洗剤をまんべんなく広げ、5分くらい経ったら水拭きします。
- スクイージー
浴室全体の掃除が終わってから、鏡や壁に付いた水滴を取り去るのに使います。普段から入浴後に使えば、湿気が少なくなりカビ予防にもなるでしょう。使用後はしっかり水を切っておいてください。
トイレ
トイレは日ごろから掃除をしているかもしれませんが、年末の大掃除では以下の道具を用意して、さらに念入りに行うと良いでしょう。
- トイレ用洗剤
尿石などのガンコな汚れを落とすための便器用洗剤です。液体状で使いやすいでしょう。
- クレンザー
便器の中から手洗い器まで、陶器にも使えるクレンザーです。蓄積した水垢汚れをきれいに落とせます。水に濡らして絞ったスポンジに適量を付け、優しく擦りましょう。
- 拭き取り用クリーナー
トイレットペーパーを使ってあらゆる部分の拭き掃除ができるスプレータイプのものや、ウェットティッシュのようにパッケージから取り出して汚れを拭き、そのまま流せるタイプのものがあります。最近ではトイレットペーパーがボロボロにならない製品も出ているため、大掃除で大活躍するでしょう。
- 竹串
便器と床の間の細かい部分や、トイレのフタなどの隙間部分の掃除に役立つアイテムです。竹串にトイレットペーパーなどを巻いて軽く擦れば、細かい部分まできれいにできます。
- 古布
便座や手すりなど、拭き取り用クリーナーでは心配な部分には古布を使用しましょう。使い古したTシャツやタオルを使えば経済的です。
- ゴム手袋
トイレ用の洗剤やクレンザーには、手荒を引き起こす成分が含まれていることがあります。ゴム手袋を用意しておけば、安心して掃除ができるでしょう。
キッチン
キッチンには1年を通して蓄積したガンコな油汚れなどがあり、大掃除にはかなりの時間がかかる可能性があります。効率良く掃除を行うためには、以下の道具を用意しておきましょう。
- レンジ用洗剤
こびりついて取れない油汚れには、レンジ用の洗剤が有効です。変質した油汚れを短時間で浮かせて落とせます。
- アルコール除菌スプレー
冷蔵庫や電子レンジの庫内などの除菌の他に、壁や調理台に付いた軽い油汚れを除去するのにも役立ちます。一緒に除菌ができるので、キッチンの掃除には欠かせないアイテムです。
- スポンジ
シンクやレンジフード、換気扇などの汚れを落とすのに使えます。普段食器を洗うのに使うスポンジでも構いません。
- 歯ブラシ
スポンジで届きにくい小さな隙間などを掃除する際に役立ちます。タイルの凹凸に入り込んだ汚れが簡単に落とせるでしょう。
- パイプブラシ
排水溝に溜まった油汚れや水垢などをきれいにするための道具です。
- タワシ
調理台や魚焼きグリルにこびりついた焦げを落とすのに有効です。
- 漂白剤
まな板やふきん、五徳などを徹底的にきれいにするために必須となります。
- 重曹
油汚れや焦げ付きを解消するために有効で、キッチンの大掃除には欠かせない道具です。スポンジやたわしで擦ればすんなり汚れを落とせます。